東京ヴィパッサナー瞑想道場

高野山瞑想合宿の心得

心得

ヴィパッサナーは、個人が社会に積極的にかかわり、役立つことを可能にする生きる技術です。
生活上の困難や問題に落ち着いたバランスのとれた態度で直面し、対処することを可能にする心の浄化法です。
修行を続けるうちに、快、不快に心を乱して無意識に反応・反発するという悪癖と、それが心に作り出した縛り目をとき、日常生活でのストレスや緊張をほぐします。
心の浄化にともなって、精神に起因する多くの病がその病根から癒されることもあります。

自己観察による自己浄化の過程は、簡単なものではありません。大変な努力が必要です。
自分自身の体験によって「知る」には、自分自身の努力しかありません。誰ひとり代わってくれる人はいません。

最大限の恩恵を受けることができるよう、規律を守り、進んで真剣に努力してください。
五戒(シーラ)

ヴィパッサナーの基礎は、シーラ(道徳律)です。
シーラは、サマーディ(精神集中)の発展、そして心の浄化によって至るパンニャー(智恵と洞察)への礎となります。

合宿中は、以下のシーラ(五戒)を守ってください。
一、不殺生戒(生きものを殺してはならない)
一、不偸盗戒(ぬすみをしてはならない)
一、不邪姪戒(よこしまな、またみだらな男女関係をもってはならない)
一、不妄語戒(うそをついてはならない)
一、不飲酒戒(酒を飲んではならない)
内観
(サマーディ)
瞑想は、内観の行です。道場は、行にふさわしい雰囲気が保たれなければなりません。
行中(後夜行、日中行、初夜行)は沈黙を守り、他の人との会話(アイコンタクト、ボディランゲージを含む)は禁止。他の人の修行の妨げとならないように十分注意してください。
智恵
(パンニャー)
一日の終わりに資料が配布されます。
その日のうちに各自で読み込んでください。
質疑応答

夕方の休憩(18:00-19:00)のあいだ、道場にて質問することができます。
また、希望者は、指導者との個人面談の時間の時間も設けられます。

寄付(ダーナ)
合宿中、または終了後いつでも布施(寄付)をすることができます。 布施(ダーナ)は、自らの功徳を積む善業です。
受講者は、自分の受けた恩恵を他の人たちに分け与えるために、指導者がひきつづき指導にあたれるように、自分の能力と気持ちに応じて布施を行ってください。
男女の分離
(不邪淫戒)
合宿中、男性と女性は、結婚をしている、いないに関わらず、接触を持ってはいけません。
アルコール、
薬物の禁止
(不飲酒戒)
合宿中は禁酒です。酒、麻薬、違法薬物などの類は持ち込まないでください。
精神安定剤、降圧剤、拮抗剤、睡眠薬など医師の処方で薬や安定剤を摂取している方は、限りではありません。指導者にその旨お知らせください。
喫煙 一日の行の始まりから終わりまで(6:00~21:00)は、喫煙は禁止されます。
また、合宿所内は終日禁煙です。
外部との接触

瞑想行中(後夜行、日中行、初夜行)の電話、買い物、訪問、来客は禁止。
用があって合宿所を離れる時は、指導者に申し出てください。
外部からの緊急連絡の場合は、指導者まで知らせてください。

自身の大切な時間を割いて、合宿に参加していることを自覚してください。
テレビ、ラジオ、
パソコンなど
修行の妨げとなるものは持ちこまないでください。
その他の規律

・個室への訪問・来客禁止。
・自分の行動が他の人の修行の邪魔にならないように心掛ける。
・備品を破損・損傷しない。(程度によっては、弁償していただきます)
・下山する時は、部屋、トイレ、風呂、廊下など掃除し、鍵を返却し点検を受ける。
・庫裏(母屋)へは立ち入り禁止。
・事故、損害、盗難など、当方では一切責任を負いません。各自でご留意ください。

以上の戒律・規律が守れない場合、また度々の注意にも関わらず、他の方の行の妨げとなる場合は、下山していただきます。
暴力、薬物、窃盗、痴漢、その他犯罪行為が見られた場合は、即時警察に通報し法的に対処いたします。
多くの恩恵を
授かるように

疑問、質問は必ず指導者に相談すること。自分たちで勝手に判断、行動しないように。

合宿中は、指導者とヴィパッサナー瞑想法(すべての規則、戒律、時間割を含む)に全幅の信頼を置き、少しの付け足しも手抜きもせずに従うことが要求されます。指導者と瞑想法を信頼することが、適切な指導と恩恵を受けるために必要なのです。それによってはじめて、心から精一杯修行に励むことができます。

しかし、それは盲目的服従ではなく、あくまで正しい判断と理解とに支えられていなければなりません。 瞑想法を自己流にアレンジしてしまっては、成果が望めず、公正な判断ができなくなってしまいます。

疑惑や混乱を感じた時は、いつでも指導者に相談して問題を明白にしてください。
これまで述べた規則について、どんな実際的な根拠があるのか理解できない人もいるかもしれません。反発や疑惑のわくままにしておかず、指導者に解明を求めてください。

規律を守り、最大の努力をすることによってはじめて、この瞑想法を理解し、役立てることができます。実践こそが最も大切です。自分の内側に目を向け、どんな妨げや不自由が生じても気を取られずに、ただ独り修行に励む、その心構えがカギとなります。
ヴィパッサナー瞑想の成果は、ただ実践によってのみ得られます。合宿中は、実践あるのみです。

自分自身の幸せのために
そして、周りの人たちの幸せのために
限られた期間中、精一杯修行に励みましょう。

生きとし生けるものが幸せでありますように
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