

| 心得 | ヴィパッサナーは、個人が社会に積極的にかかわり、役立つことを可能にする生きる技術です。 自分自身の体験によって「知る」には、自分自身の努力しかありません。誰ひとり代わってくれる人はいません。 最大限の恩恵を受けることができるよう、規律を守り、進んで真剣に努力してください。 | |||
| 五戒(シーラ) | ヴィパッサナーの基礎は、シーラ(道徳律)です。 一、不殺生戒(殺すなかれ) 一、不偸盗戒(盗むなかれ) 一、不邪淫戒(犯すなかれ) 一、不妄語戒(正しい言葉を心がける) 一、不飲酒戒(酒を飲んではならない) | |||
| 内観 (サマーディ) | 瞑想は、内観の行です。道場は、行にふさわしい雰囲気が保たれなければなりません。 行中(後夜行、日中行、初夜行)は沈黙を守り、他の人との会話(アイコンタクト、ボディランゲージを含む)は禁止。他の人の修行の妨げとならないように十分注意してください。 | |||
| 智恵 (パンニャー) | 一日の終わりに資料が配布されます。 その日のうちに各自で読み込んでください。 | |||
| 質疑応答 | 
            休憩時間に、道場にて指導者に質問することができます。 | |||
| 布施(ダーナ) | 合宿中、または終了後いつでも布施(寄付)をすることができます。 仏法僧(サンガ)への布施は、社会への善行であるとともに、自らのためであることを理解し、能力と気持ちに応じて布施を行ってください。 | |||
| 男女の分離 | 合宿中、男性と女性は、肉体的接触を持ってはいけません。 | |||
| アルコール、 薬物の禁止 | 合宿中は禁酒です。酒、麻薬、違法薬物などの類は持ち込まないでください。 精神安定剤、降圧剤、拮抗剤、睡眠薬など医師の処方で薬や安定剤を摂取している方は、限りではありません。指導者にその旨お知らせください。 | |||
| 喫煙 | 一日の行の始まりから終わりまで(6:00~21:00)は、喫煙は禁止されます。 また、合宿所内は終日禁煙です。 | |||
| 外部との接触 | 瞑想行中(後夜行、日中行、初夜行)の電話、買い物、訪問、来客は禁止。 | |||
| テレビ、ラジオ、 パソコンなど | 修行の妨げとなるものは持ちこまないでください。 | |||
| その他の規律 | ・個室への訪問・来客禁止。 暴力、薬物、窃盗、痴漢、その他犯罪行為が見られた場合は、即時警察に通報し法的に対処いたします。 | |||
| 多くの恩恵を 授かるように | 疑問、質問は必ず指導者に相談すること。自分たちで勝手に判断、行動しないように。合宿中は、指導者とヴィパッサナー瞑想法(すべての規則、戒律、時間割を含む)に全幅の信頼を置き、少しの付け足しも手抜きもせずに従うことが要求されます。 指導者と瞑想法を信頼することが、適切な指導と恩恵を受けるために必要なのです。それによってはじめて、心から精一杯修行に励むことができます。 しかし、それは盲目的服従ではなく、あくまで正しい判断と理解とに支えられていなければなりません。 疑惑や混乱を感じた時は、いつでも指導者に相談してください。 これまで述べた規則について、どんな実際的な根拠があるのか理解できない人もいるかもしれません。 反発や疑惑のわくままにしておかず、指導者に解明を求めてください。 規律を守り、最大の努力をすることによってはじめて、この瞑想法を理解し、役立てることができます。 実践こそが最も大切です。自分の内側に目を向け、どんな妨げや不自由が生じても気を取られずに、ただ独り修行に励む、その心構えがカギとなります。 ヴィパッサナー瞑想の成果は、ただ実践によってのみ得られます。合宿中は、実践あるのみです。 自分自身の幸せのために | |||
 
  